オリンパスのプロレンズシリーズのM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROをPEN mini E-PM2に付けて、古民家が無料で見学できる千葉県浦安市の『旧宇田川家』『旧大塚家』に行って来ました。
東西線浦安駅から徒歩7~8分です。浦安市のHPには「駐車場有り」と書いてありますが、見当たりませんでした。もしかしたら敷地内に「駐車禁止」と表示がある場所に臨時で停めさせてもらえるのかもしれません。
所在地等
所在地: 千葉県浦安市堀江三丁目4番8号
電話番号: 047-352-3881
開館時間: 午前10時~午後4時
休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)祝日の翌日、12/27~1/4
外観
『旧宇田川家』外観です。「フラワー通り」という通りにあります。
道路はそんなに広くありませんが、換算14mmと超広角なので、楽に建物を構図に収めることができます。
フラワー通りはお祭りが行われたり、TV撮影もちょくちょく行われるそうです。ブラタモリにも登場したみたいです。
浦安市はディズニーランドで有名な街ですが古くは漁師町として発展しました。
古くからの街を「元町」、ディズニーランドがある埋立地(1962〜1975年)は「中町」、それよりも新しい埋立地(1975〜1981年)は「新町」と呼ばれています。
室内のようす
正面の入り口から入るとロウ人形と説明員の女性が出迎えてくれました。呉服屋や万屋(よろずや)、医師等様々な商売をここで行なっていたそうです。
廊下(縁側)があって中庭。
仏間のある8畳間。
奥にカマドがありました。床板等の光沢はカマドの煤(すす)を100年以上毎日掃除をして磨いていた為に出たものだそうです。ワックス等の艶では無い味のある光沢です。
最近の住宅雑誌等では「中間領域」という言葉がよく出来てきますが、昔の広縁はまさに屋外と屋内をがつなぐ中間領域ですね。雨戸が全部開いているので屋外の様で室内の様でもあります。
釘隠しのデザインいろいろ
「釘隠し」と呼ばれる部材。二間続きのうち、ひとつの部屋は魔除け、床の間のある部屋は鳥?等変わったデザインでした。
7-14F2.8はかなり寄れるレンズなのでマクロ的に小物を大きく写すことも出来ます。もちろん届かない場合はズーム(換算28mm)で撮影出来ます。超広角なので、テレ側で撮った方が歪みは少ないです。
収納扉の把手にも細かい装飾が施されていました。昔の家は職人さんの心意気みたいな物が残っていていいですね。
床の間。書院や違い棚、書院等現在の住宅にはなかなか見られないものが見学できます。建築を学ぶ学生さんが教科書だけでなく実物を見て勉強するのにオススメです。
2階もあります
2階です。説明員の方は「隠し部屋」と言っていました。
天井にある穴。覗き穴で、お店で折衝している様子を二階から聞いていたのではないかとのことです(笑)
二階にある箪笥。箪笥にまつわる小話を聞かせて頂きました。
階段は降りるときはかなり急です。
次は旧大塚家へ
『旧宇田川家』を出て左へ行くと足跡が描かれている細い道が『旧大塚家』への入り口です。写真右側に見えるのは「どんぐりころころ」というギャラリーショップです。様々な分野の作家展を開催しています。
外観
こちらは旧大塚家外観です。フラワー通りから足跡が地面に描いてある細い道を入っていった境川沿いに建っています。
茅葺き屋根が印象的です。
千葉県指定有形文化財。こちらにも別の説明員の女性がいらっしゃいました。
『旧宇田川家』が商家、『旧大塚家』が漁師の民家だそうです。宇田川家は明治2年建築という記録が残っていて、大塚家は記録が残っていないのでいつ建築されたかは分からないのですが、『旧大塚家』の方が古い建物だそうです。ということは江戸時代からの建物かもしれないということですね!
宇田川家に比べると漁師の旧大塚家は質素でおおらかな感じです。やはりこちらも廊下と障子を通した光が穏やかで心地よかったです。
こちらにもリアルな人形が...説明員の方ありがとうございました。
宇田川家、大塚家共ゆっくりと楽しむことができました。
お昼にそば屋『天哲』
お昼ご飯には『旧大塚家』へ曲がる前にあるそば屋『天哲』がオススメです。こちらも100年以上続く老舗だそうです。今回は行けませんでしたが以前日曜日に入ったら満席で少し待ちました。
電話番号:047-351-2670
営業日: 月・火・木~日
定休日: 水曜日
昼: 11:00~15:00(L.O.14:30)
夜: 17:00~20:00L.O.19:30)