先日、スポーツでうっかり左脚アキレス腱断裂をやってしまいました。
二泊三日で手術入院したのですが退院直後から頭痛とそれに伴う吐き気がひどく、担当医師から聞いた話とネットで調べたことを総合判断してどうやら『脳脊髄液減少症』になってしまったことが分かりました。
私の症状
•座っていられない程の頭痛
•それに伴う吐き気
•寝ていると治る
•起き上がるとすぐに頭痛
経緯
0日目
午後から入院
1日目
アキレス腱手術 下半身の腰椎麻酔を行う
2日目
午前中退院の予定。点滴を外して着替え始めると頭痛が始まる。症状を看護士に伝えたところ担当医師が午前中の診察が終わったら診に来てくれるとのことだったのでベッドに寝て待っていたが、12:30を過ぎても来れないので、とりあえず帰宅することにする。
帰りはひどい頭痛で油汗が出るほど。前日の食事が夜のパンとバナナのみだったので退院後すぐにケンタッキーをお腹いっぱい食べることを目標としていたが断念。
帰宅後嘔吐。ベットで寝ていれば頭痛はおさまり普通の状態に戻る。
3日目
出社するため家を出るが通勤途中から頭痛がひどい。会社に到着するが仕事が出来る状態ではないので上司に詫びを入れ、病院に連絡を入れてそのまま電車で向かう。担当医師から「麻酔の影響なので1〜2週間くらいは安静にして水分をたくさん摂ってください。安静にしていないとその分治るのが遅くなります」と言われ電車で帰宅。
ほんとに辛かったので会計を待つ間は長椅子に横たわり、電車の中も他のお客さんが乗ってくるまでは優先席で横になっていました。
帰宅後、ネットで調べたところ、医師の発言と自分の症状から『脳脊髄液減少症』であろうことが判明。かなり疲れたのでずっと寝てしまう。
4日目
本日。一晩寝たが頭痛は変わらず会社を休むことに。ベッドで安静にして記事を書く。効率の良い水分補給の為に「経口補水液OS-1」をネットで購入。届くまでの間のものを薬局で妻に買って来てもらいました。
脳脊髄液減少症とは
脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠など様々な症状を呈する疾患である。日本の篠永正道らの医師によって提唱された新たな疾患概念であり、国際疾病分類には記載されておらず、現状では保険病名でもない。
2010年現在、髄液漏れを止める硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)による治療が保険外で行われているものの、ブラッドパッチが効かない患者も多い。また、篠永らによる疾患定義や診断法を疑問視する専門家も多く、曖昧な診断の下でブラッドパッチを行うことに対しては安全性の観点からも疑問が呈されている。こうした混乱や患者団体等の要請を受け、現在、厚生労働省の研究班が統一的な診断、治療のガイドラインの策定にあたっている。
交通事故後の頭痛や腰椎麻酔後の症例が多い様です。最近まで保険も効かない症状だったのですね。
私の場合、「麻酔」「頭痛」で検索したらこちらの記事がヒットして絶対これだ!と思いました。
治療法
医師からの説明とネットで調べたものが一致しました
・安静に寝ていること
・十分な水分摂取(点滴による水分補給が必要な時もある)
と、治療薬がある訳でもなく、自分でできることは静かに水を飲むことくらいです。
・改善しない時には硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)なども考慮(保険適用)
こちらの記事では
「コーヒー、紅茶などのカフェイン含有飲料は頭痛を軽減させるようです」
と書いてありました。
また、
最近では脊髄クモ膜下麻酔後の頭痛、すなわち硬膜穿刺後頭痛に対する認識が広まり、その発生頻度は5%以下に低下しているといわれています。その理由には、穿刺針の改良や麻酔科医の慎重な穿刺操作などが考えられます。
とあるので自分が5%に入ってしまったのは残念です。
そんな確率であれば医師からしっかりと説明があるべきだと思いますが、そもそも私が診てもらった医師は整形外科です。
本来この症状は脳神経外科等の医師が診断すべきで、病院も説明が不足していると感じました。また退院時に上記症状(頭痛、寝ると治る)を訴えているにも関わらず脳脊髄液減少症を疑わず医師に診せないで退院させてしまう看護師の知識にも不安を覚えます。(みなさんとても良い人でしたが...)
低髄液圧症あるいは脳脊髄液減少症について<脳神経外科>:診療科・部門のご案内|山形県立中央病院
今後
脳脊髄液減少症と分かってからまだ2日目(手術から3日目)です。まだ回復している感じは無く頭痛はヒドイです。
少しでも早く髄液を生成し、脊髄に空いた穴?を自然治癒すべくベットに寝たきりでこの記事を書いています。
食事も退院直後はダイニングで食べていましたが、3分くらいすると頭痛が始まるのと回復が遅くなる恐れがある為、ベッドに持って来てもらい食べています。家庭内入院状態です。
今後の体の状態や回復具合の記録を記事に残すことによって、同じ症状の方が出来るだけ早く病名に気づき、適切な治療を受けられることに役立てたらいいなと思います。
まとめ
医師から原因や病名の正確な説明が無かったのは残念です。
アキレス腱手術の治療に専念するつもりが今では頭痛のことばかりが気になってしまい、逆に足の痛みが気になりません(笑)
もし記事を読んで頂き、『私の場合はこうだった』『こうした方がいいよ』ということがあったら教えて頂けると有り難いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。