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OM-D E-M1 markⅡの『深度合成』を試してみた

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OM-D E-M1 markⅡには多くの機能があり、なかなか試す時間も無いのですが、今回は『深度合成』を試してみました。『深度合成』は先代のE-M1のファームアップver4.0で追加された機能で、この機能が欲しくてE-M1を購入した人もいるようです。 

 

ピントをずらした8枚の写真をカメラ内で合成する

『深度合成』とは前後のピントをずらした8枚の写真をカメラ内部で自動的に合成し一枚の画像を作成する機能です。

類似機能の『フォーカスブラケット』はピントをずらした画像を999枚まで撮影できる機能(合成はフォトショップなどのソフトで行う)で、『深度合成』は8枚の画像をカメラ内で自動的に合成する機能です。


取説の目次に『深度合成』が無い為、メニューのどこにあるのか見つけにくかったのですが結局「ブラケット撮影」→「フォーカスブラケット」の中に「深度合成」のON/OFF設定がありました。ONにすると深度合成モード、OFFはフォーカスブラケットモードです。

 

 12-100F4.0PROはまだ使用不可

『深度合成』は使用できるレンズが限られています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

の7本です(2017年4月現在)。
E-M1Ⅱのメインレンズの12-100F4.0がまだ対応していないのが残念です。
今後のファームアップで対応可能になることを期待しています。

私は超広角のMZD7-14F2.8PROで撮影しました。

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これは合成なしの、普通の写真です。望遠側の14mmF2.8で手前のブーマーの顔にピントを合わせて撮影しています。

 

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こんなフォーメーションにしました。レンズに一番近いブーマーまで9cmくらいです。7-14F2.8の最短撮影距離は0.2mなのでギリギリです。

 

 

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こんなに寄れるってすごいですよね。広角側7mmだと画角が広過ぎて余計なものが写り込んでしまうので14mm側で撮影。(この写真はMZD25mmF1.8)

 

「フォーカスステップ」設定は10段階

被写界深度の度合い(フォーカスステップ)は10段階の中で設定できます。1(狭い)から10(広い)まであります。今回は1、5、10で撮影しました。

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フォーカスステップ1(狭い)

合成写真は画角が7%狭くなります。最後列のロナウドや左側の目盛りは7より後ろはボケています。マルディーニまではピントが合っていますね。

 

 

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フォーカスステップ5(中間)

左側の目盛りが「9」まで見えています。
ロナウドの顔も見えてきました。少しブレている様です(ブーマーの字が二重になっています)

 

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フォーカスステップ10(広い)

一番後ろのロナウドまでピントが合いました。

手ブレを抑えるのが大切

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8枚の写真を連写して合成するのでブレると合成後の画像もこんな感じにぶれます。(合成できないほどブレた場合は「合成できませんでした」と表示されます。)

難点は合成された写真とピントが前後にずれた写真が8枚できるので、それを消すのが面倒くさいことです。

今回試しに使った『深度合成』は最初はメニューが見つけにくかったですが、
フォーカスブラケットの一部の機能だと覚えてしまえばすぐに見つけられ、簡単に撮影することができました。

今度は花の撮影でもチャレンジしてみようかと思います(撮ることは簡単に出来そうですが、ブレずに撮ることと、機能として活かしてきれいな写真を撮るのは難しそうです汗)

 

今後もE-M1Ⅱの機能をいろいろと試して遊んでみたいです^ ^

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回の記事を撮影したカメラとレンズはこちら

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