私が愛用しているオリンパスPEN mini E-PM2はミラーレス一眼としての軽量コンパクト、高画質を追求したモデルです。ボタン、ダイヤル類は最小限しかありませんがカバンに常に忍ばせたり、お散歩カメラ用として気軽に高画質な写真を撮影をしたい方には良いカメラだと思います。
コンパクトモデルでも色々設定できるカメラ
私はコンデジを使用していたときは「全てオート」派でした。しかしE-PM2の説明書を読むと設定をいろいろ換えることでカスタマイズできることが分かり、せっかくなのでこの小さいボディに隠された機能を生かし切る為、色々と設定して使用しています。
①【A(絞り優先)モード】
25mmF1.8を買った時にボケをコントロールしたかったのでずっと絞り優先で使用しています。というかマニュアルモードやシャッタースピードの調整は理屈では分かっていても瞬時に判断できるレベルではないので使用できません…(^_^*)
十字キーの「↑」を押すと画面にF値の数値が表示され、上下で設定できます(初期設定)
②【露出補正】
円ダイヤルに設定しています。時計周りで「+」、反対周りで「−」です。
最近ではダイヤルがゆるんできて勝手に露出補正されてしまいます。使用頻度が高く、それに耐えられる部品ではなかったということでしょうか。
③【親指AF】
「◉(初期設定では動画録画ボタン」に設定。通常デジカメだと「シャッターボタン半押し」でAFが作動するのが普通ですが、シャッターボタンとは別に親指で押す位置にAFボタンを設定して使用するのが【親指AF】です。
この位置に動画録画ボタンがあった時は、知らないうちにボタンを押してしまい勝手に録画されていることが頻繁にあったので煩わしかったのですが、親指AFにすることで解決しました。(動画を撮影するときは一番下の設定ボタンから動画モードに切り替えています。)
普通のオートフォーカス(シャッターボタン半押し)の設定のままにするか、親指AFにするか考えたときに、studio9さんのサイトを読んで親指AFに決定しました。
私も慣れるまでは少し時間がかかったのですが、今はもう慣れました。studio9さんのHPは初心者にとても分かりやすくていつも勉強させて頂いています。星の撮影もstudio9のHPで原理を勉強したら簡単に撮れる様になりました( ´∀`)
オリンパスのFotopusにもオートフォーカスの操作性を上げるカスタマイズとして親指AFの有用性が紹介されています。
④【デジタルテレコン】
PM2には2倍のデジタルテレコン(望遠の2倍拡大機能)があります。これを軍艦部のボタンに割り当てています。初期設定はほんとの初心者向けの「LIVE GUIDE」という機能になっているボタンです。ほとんど使用することはなかったので、デジタルテレコンに割り当てました。遠くの被写体を拡大して撮影出来るので便利ですが、画質は悪くなります。40-150mmを使用すると35mm換算で600mmの超望遠になり、運動会や鳥を撮影するときに重宝します。
軍艦部にはボタンは3つ。電源、シャッター、デジタルテレコンに設定しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rでデジタルテレコンで撮影しました。水鳥ですが何の鳥か分かりません…高い木のてっぺんにいた鳥を撮ることができました。
ボタン設定は以上です。もともとボタンが少ないのでほとんどの設定は【OKボタン】を押した時に画面に表示される「スーパーコンパネ」で設定しています。
PM2ではなぜか「スーパーコンパネ」も初期設定では表示されないようになっています。初心者には難しいという判断なのでしょうか。
その他の設定
⑤ISO上限値3200
マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので高感度に弱いとされています。ISOオートに設定していますので、暗い場所ではISOが自動で上がってしまいノイズが増えてしまうので上限を3200にしています。私のレベルでこれが適正なのかは分かりませんが…
PM2は初心者向けの機種なのにこれだけ細かく設定ができるようになっていることも魅力の一つだと思います。このように色々とカスタマイズして使用すると愛着も湧いてきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。